【理学療法士必見】 呼吸リハビリテーションの専門書10選

おすすめ著書

コロナウイルスの流行によって、呼吸リハビリテーションが注目されてきています。

重症化した超急性期から、後遺症などの回復期・慢性期など、理学療法士をはじめ医療スタッフが関わりは幅広いです。

若手の理学療法士が増えている中で、こういった声をよく聞きます。

KEI
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呼吸リハビリーションの勉強は何を参考にすればいいの?

呼吸リハビリテーションの参考書・専門書は数多く存在し、どれを選んだらいいのでしょうか。

現役理学療法士であり、呼吸器患者と関わっている私おすすめの本を10冊紹介していきます。

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病気がみえる 呼吸器

本書は、医療従事者全般を対象としており、解剖から病態生理まで幅広く学びたい方におすすめの本となっています。

イラストを中心としているため、視覚的にも理解が深められるように工夫しております。

この本の構成は、以下の通りになっています。

  1. 呼吸器の解剖と生理
  2. 呼吸機能・画像検査
  3. 呼吸器疾患一覧
  4. 呼吸管理とその他の治療

*項目を絞って記載しています。

リハビリ以前に、呼吸器疾患の概要を学びたい方は参考にしてみてください。

動画でわかる 呼吸リハビリテーション 第5版

呼吸リハビリテーションに必要な知識や手技を習得したい人におすすめです。

新型コロナウイルス感染症などの最新トピックも収録されています。

本書の構成は、以下の通りになっています。

  1. 呼吸リハビリテーションとは
  2. 呼吸リハビリテーションに必要な呼吸器の知識
  3. 病態別呼吸リハビリテーションの進め方
  4. 呼吸リハビリテーションに必要な評価
  5. 呼吸リハビリテーションのプログラム
  6. 呼吸リハビリテーションの実際

呼吸リハビリの入門書といっていいほど、幅広い分野が網羅されています。

動画付きで、QRコード対応になっているので、どこでも学習ができるのもポイントです。

イラストでわかる 患者さんのための呼吸リハビリ入門

本書は、呼吸器患者への教育や指導について学びたい人におすすめです。

東北大学病院内部障害リハビリ科でおこなわれている患者・ご家族向けの呼吸リハビリ講義をベースとしています。

本書の構成は、以下の通りになっています。

  1. 呼吸器の構造・仕組み、危険因子
  2. 呼吸器病の検査
  3. 呼吸リハビリ
  4. 栄養・酸素・薬物療法
  5. 急性増悪とその予防
  6. 日常生活の工夫

*項目を絞って記載しています。

呼吸器患者の指導、教育に関わる人は参考にしてみてください。

この30題で呼吸理学療法に強くなる

本書は、新人や若手を中心に呼吸理学療法について学びたい方におすすめです。

各章10項目であり、全てのお題が問題形式となっています。

本書の構成は、以下の通りになっています。

  1. 呼吸の基礎知識
  2. 呼吸アセスメント
  3. 呼吸ケア

若手向けと書いてありますが、読み進めていくと難しい問題もたくさん記載されています。

自分で考えながら解くことで、アセスメントができるようになりたい人は参考にしてください。

自分の実力チェックに買ってみてもよいかもしれません。

呼吸音聴診ガイドブック

本書は、呼吸音聴診の自信がない方におすすめの本となっています。

この本で構成は、以下の通りです。

  1. 聴診の目的を確認する
  2. 呼吸器系の働きを理解し、呼吸音の「カタログ」を整理
  3. 副雑音を聞き分け、患者さんの状態を推測する
  4. 「呼吸音は正常」と言い切るための道筋を理解する

聴診音の正解を案外知らない人が多いと思います。

本書は聴診テスト・復習テスト・Web付録など、呼吸音に対する理解を深められる工夫がされています。

呼吸音の聴診に自信を付けていきたいという方は参考にしてみてください。

呼吸リハビリテーションマニュアル -運動療法- 第2版

本書は、呼吸リハビリテーションの運動療法について学びたい方におすすめです。

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会が主体となって作成された実践的マニュアルになります。

COPD以外に呼吸器・呼吸器関連疾患の解説や、病期に合わせた運動療法の概念図も加えられています。

・急性期

・回復期

・術後回復期(肺移植を含む)

コロナウイルスによる呼吸器疾患は重症化・後遺症など、さまざまな経過や症状を認めます。

時期に合わせた運動療法のマニュアルとして、呼吸器疾患の患者に関わるスタッフは持っておいてほしい本です。

作業療法士のための呼吸ケアとリハビリテーション 第2版

本書は、回復期や地域の呼吸器患者に関わる人におすすめです。

2008年度より作業療法士も呼吸器リハビリテーション料の算定は可能になっているにも関わらず、呼吸器疾患への参加は十分に行われていません。

呼吸ケア・呼吸リハビリテーションは包括的リハビリテーション医療で行うべきであり、各医療者が相互的に関わる必要があります。

本書の構成は、以下の通りです。

  1. 作業療法士が行う呼吸リハビリテーション
  2. 呼吸ケアのために基礎知識
  3. 呼吸リハビリテーション
  4. 呼吸理学療法
  5. 作業療法士が行う呼吸リハビリテーションの実際

作業療法士が、呼吸リハビリとしてどのように患者にかかわるのか学ぶ必要があると思います。

呼吸器患者の包括的アプローチに興味がある方は参考にしてみてください。

Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸器管理

本書は、人工呼吸器の設定について学びたい人におすすめです。

呼吸器の設定は医者がおこないますが、その根拠を知ることは患者の病態を理解する上で重要です。

本書の構成は、以下の通りです。

  1. 呼吸不全の考え方
  2. 人工呼吸の考え方
  3. 人工呼吸器のモード、設定、モニター、離脱まで
  4. 非侵襲的陽圧換気(NPPV)
  5. 病態別アプローチ

*項目を絞って記載しています。

人工呼吸器についての理解を深めたい人はぜひ参考にしてください。

新 人工呼吸ケアのすべてがわかる本

人工呼吸器の原理操作に加え、呼吸器関連について幅広く学びたい方におすすめです。

オールカラーで見やすい構成になっています。

  1. 人工呼吸器関連
  2. 呼吸生理とアセスメント
  3. 呼吸リハビリテーション

*項目を絞って記載しています。

看護師向けではありますが、特に在宅に関わる人は、操作や原理は知っておいて損はないでしょう。

人工呼吸器患者に関わるスタッフにはおすすめです。

早期リハビリテーションの実践 予後改善のためのアプローチ

本書は、ICUなどの超急性期に関わる人におすすめです。

本書の構成は、以下の通りになっています。

  1. 早期リハビリテーション
  2. ICUの合併症(PICS・せん妄など)
  3. 呼吸リハビリテーション
  4. Awake ECMO
  5. 各論(ARDS・人工呼吸器離脱困難・重症心不全など)

*項目を絞って記載しています。

ICUなどの救急病棟は人工呼吸器管理の患者は多いですが、患者が抱える問題は呼吸器に限った話ではありません。

早期リハビリテーションの概要に加え、各論による症例提示で理解を深められます。

ICUなどの救急病棟で働いている人はぜひ参考にしてみてください。

さいごに

呼吸リハビリテーションは覚えることが多く、勉強しても忘れてしまうことがあります。

繰り返し勉強・実践を繰り返すことが大事ですが、なかなか思うようにはいきませんよね。

繰り返し勉強し、実践したことをアウトプットする

スキルアップはこれに尽きます、頑張りましょう。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

みなさまのお役に立てることを心より願っています。

理学療法士にオススメの専門書一覧はこちらから。

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